腸内細菌で痩せる???ダイエット効果はあるのか…解説します!

いい物いい事

 

腸内細菌で痩せるって本当?

う~ん。

半分正解半分間違い』ってとこかな?

 

ここ近年、【腸内細菌】が話題に挙がることがよくあります。雑誌でも取り上げられるし、テレビでも特集が組まれたり。

 

自分もテレビでも見たから気になったの!

 

でも、『腸内細菌が完ぺきなもの』であるような誤解を招くような表現も多いので、ここで冷静になって、科学的根拠に基づいて解説していきたいと思います。

※多数の論文や文献などを参考にしています。

腸内細菌とは?

そもそも腸内細菌とは微生物の事で、その微生物は身の回りのあちらこちらに無数にいます。
そして、その微生物が口などから腸の中に入ると、腸内細菌と呼ばれます

腸内細菌は、ほぼ全ての動物の腸内に存在するものですので、何も特別なものではありません

腸内細菌とともに、【腸内細菌叢(そう)】や【腸内フローラ】といった言葉も聞かれますが、その2つは同じ意味で、腸内細菌が膨大な数集まって塊になったものを指します。
(この記事では【腸内フローラ】で統一して表記しますね)

 

【腸内フローラ】

沢山の種類の腸内細菌が集まり、増殖して塊となり
それが腸の中に広く分布すると…


花畑みたいに見えるから、『腸内』と呼ばれる。

ネーミングにセンスがありますね!

じゃー私の腸の中にもいるんだね!

確実にいるよ!

いなければ、生きていけません…。

 

例外として、お腹の中にいる時から産まれる瞬間までの赤ちゃんには腸内細菌がいません!

普通分娩であれば、出てくる時に母親の体に付いている微生物と接触するので、その微生物が口などから入り、その瞬間から腸内細菌を保有します!

しかし、帝王切開であれば、産まれる時に母親との接触がないので『腸内細菌の保有が遅れる・母親が持つ細菌を保有できない』と言われ、わざわざ母親の膣や肛門をガーゼで拭き、そのガーゼを赤ちゃんにこすり付ける医師もいます。

マウスを使った実験があります。
帝王切開で分娩したマウスを『完全無菌状態で飼育した場合』と、『人工的に腸内細菌を保有させた場合』で比べてみた結果、保有させた方は普通に成長したが、完全無菌のマウスはどうにか生きていける程度にしかならず、体はひ弱で正常な脳や腸免疫システムが発達しなかったとの結果になった。

それだけ、腸内細菌(微生物)は我々にとっても必要なものなのです。

いなければ、健康維持すらままならないくらい、重要です。

 

腸内細菌で痩せるの?

私にも腸内細菌いるんだから、痩せるね!

それはちょっと違うんだよね…

『腸内細菌で痩せるのかどうか?』と聞かれたら、『YES』とは言えません

 

その理由は、

腸内細菌で痩せるのであれば、すべての人が痩せているはずだから

 

腸内細菌には沢山の種類がいます。

でも、その中で痩せる働きがあるのは一部です。

つまり、『腸内細菌がいれば痩せる』のではなく、

痩せる働きをする腸内細菌を『持つこと・増やす事』が大事という訳ですね。

 

痩せる働きをする腸内細菌とは?

細菌には膨大な種類がいます。
大きく分けて70ものグループがありますが、人間の腸内で活動できるのは、主に4グループ

  • アクチノバクテリア
  • バクテロイデーテス
  • ファミーキューテス
  • プロテオバクテリア

4グループだけですが、

腸の中では、数百種類、100兆匹以上が生息しています。

その膨大な種類・数の細菌のうち、『痩せる働きがある』と認められているのは、

  • ラクトバチルス属
  • ビフィドバクテリウム属

です。

 

この、ラクトバチルス属とビフィドバクテリウム属は

乳酸菌の仲間です。

 

『属』は、4グループをさらに細分化した分類です。

 

『乳酸菌は体にいい』とよく言われますが、ダイエットにも効果的なんですね。

 

ただし、全ての乳酸菌にダイエット効果がある訳ではなく、『一部だけ』なんです。

その一部の乳酸菌が、

  • ラクトバチルス属
  • ビフィドバクテリウム属

という訳です。

この2つの『属』の中にも、さらに分類分けがあり、『種』となります。

【要約すると】
乳酸菌の中の、ラクトバチルス属とビフィドバクテリウム属の中の、いくつかの『種類』にダイエット効果がある。という事です。

ややこしい!!

私もそう思う…。

とりあえず、乳酸菌の中の、いくつかの種類がいいんだね!

その通りです!

 

痩せる腸内細菌(乳酸菌)の摂り方

乳酸菌がいいんだね!

じゃーヨーグルト買ってくる!

ちょっと待って!!

『ヨーグルトが食べたい』のならいいけど、ダイエット目的に乳酸菌を摂るのにヨーグルトはあまり適さないんだ!!

 

ヨーグルトはダメ?

こんな意見があります。

遺伝学や微生物研究の分野で世界的権威である、ロンドン大学のティム・スペクター教授によると、

ヨーグルトを食べても腸内で生き残るのはほんの少しなので、1ml の中に50億以上の微生物が含まれているヨーグルトが理想的。砂糖や甘味料やフルーツピューレが入ったヨーグルトでは微生物がうまく成長せず機能を妨げる可能性がある。

 

この条件に合ったヨーグルトって、美味しくないやつじゃないの?

そう。プレーンです。

プレーンヨーグルトに、何もかけないで食べるしかないんですね。

 

砂糖が入ったヨーグルトは、ダイエットの観点からは論外ですし、人工甘味料が入っていると腸内細菌の働きを邪魔しちゃうので、プレーンで食べるしかありません。

プレーン苦手…

同じく苦手…。

プレーンが好きな人ならいいのですが、プレーンをそのまま食べるのが苦手な人には苦行です。

しかも、ヨーグルトは胃に入った時に、胃酸でほとんどの菌が死んでしまいます
残るのはごく一部…

しかも、『乳酸菌は腸の中で増殖しない』というのも分かっており、腸内細菌を増やすにはとてつもない量の乳酸菌を継続的に取り続けなければいけません

ムリだよ。

終わった…。

諦めたら、痩せる腸内環境を作れないよ!!

だって…。ヨーグルトをプレーンで食べるのはキツイし、そんなに大量に毎日食べられないし。

ムリだよ…

甘い!
今の化学をなめてはダメだよ!

 

痩せるための腸内細菌を摂る方法!

ヨーグルトがダメだからと諦める必要はありません。

ヨーグルト以外で摂ればいいんです。

ただし、乳酸菌を摂るときの注意点として

1:多くの菌を摂る
→種類も細菌の量も多くなければいけない
2:胃酸で死なないようにする
→ほとんどの細菌は胃酸で死ぬ
3:毎日継続する
→乳酸菌は増殖しないし、毎日の便とともに排出される

3点が重要です。

これらをす全て満たすのは、胃酸に負けないようにコーティングされたカプセルで乳酸菌を摂る方法です。

乳酸菌サプリとして、今、沢山の企業が開発しています!

初期のころのこの手の商品は、腸にまでは届かない粗悪品も多かったのですが、現在では改良されており、その心配はほとんどありません。(今でも微妙なのはある…

 

乳酸菌サプリのいい所

とにかく手軽!

これが一番ですね。

粒を飲むだけなので、

・マズイのを我慢して食べる必要もない
賞味期限を気にしなくてもいい
・カプセルのおかげで胃酸で死なずに腸に届く
たくさんの菌が入っている
・ヨーグルトと違って飽きがこない

と、いい所がたくさんです。

金額は、サプリによって差があるのでヨーグルトを毎日食べるよりも少し高くなる場合もありますし、逆に安く済む場合もあります。

ただし、効果はサプリの圧勝ですね。

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まとめ

  1. 『腸内細菌で痩せる』のではなく、腸内細菌にも色々あり、【痩せる働きをする腸内細菌】が重要。
  2. 痩せる腸内細菌は、乳酸菌の仲間に多い。
  3. 乳酸菌は、胃酸でほとんどが死んでしまうから『多くの菌を』『胃酸で殺さないように』『毎日継続して』摂ることが重要!
  4. そのためには、胃酸の影響を受けるヨーグルトよりも乳酸菌サプリを活用する方が断然いいっ!

 

この話題に関しては以上です!

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